2017年新年のご挨拶と働きの紹介
2017年01月01日
DRCnet全体会及び関係者の皆様、
2011年3月11日に起きた東北大震災から6回目の新年を迎え、又、間も無く6年目の震災記念日がやって参ります。あっという間に過ぎた年月ですが、被災者や被災地を思う時、6年という年月の重さを感じ、復興という言葉を軽々と口に出すことが出来ない現状を覚えます。支援に関係した諸団体や被災地教会ネットワークの働きも、色々と変化したことでしょう。両者の結びのハブ的な働きとして立てられた「東日本大震災救援キリスト者連絡会」(DRCnet)は皆様のご支援を頂きながら現在も「災害救援キリスト者連絡会」として働きを続けておりますことを感謝いたします。
ここに2016年DRCnetのプロジェクトの活動を簡単に紹介させて頂きます。
1) 東日本大震災国際神学シンポジウム
フラー神学大学院からの申し出で、「いかにしてもう一度立ち上がるかーこれからの100年を見据えて」を共通テーマとして、2012年より開催。
・第4回東日本大震災国際神学シンポジウム開催:2016年2月29日〜3月1日
テーマ:「キリストさんと呼ばれて、この時代、この地でキリスト者であること」第1日目は、教職・一般信徒(参加者104名)、第2日目は、青年:若手の教職者・信徒(参加者72名)を得て、成功裏に持つことが出来ました。(会場: OCC)。
次回シンポジウムは2018年2月5日・6日に開催予定。
2) 災害対応チャプレン・プログラム
日本救世軍のチャプレン・プロジェクトからの支援。
日本救世軍は今年から3年間アメリカ救世軍によるファンドの支援を頂きチャプレン・プロジェクトを実施中。DRCnetのチャプレン・プログラムも今年から3年間その支援の対象になっており活動の支援を受けている。
・第2回チャプレン・プログラム研修会開催:2016年2月1日〜3日
48名の研修参加者にDRCnetより修了書が授与された。尚、第3回チャプレン・プログラム研修会が2017年2月27日〜3月1日に開催される予定。
・チャプレンズ・カフェ:2ヶ月に1度開催。災害対応チャプレン、心のケア・ワーカーなど寄り添う支援者の居場所。毎回、ケビン・エラーズ師の「危機対応・最初の48時間」をテキストに学びと交わりの時を持っている。 (会場OCC)
・スピリチュアルケアのための講師派遣:
東北震災被害地だけではなく、熊本地震を契機に九州各地での災害対応チャプレン研修会や心のセミナーなど,この働きの広がりを見せている。
3) 教会防災ネットワーク推進プロジェクト
防災広域ネットワークを日本各地に広げてゆくことを目的にしている。既に数年前から「東京教会防災広域ネットワーク」が立ち上げられ、セミナー、交流会、防災フェスタを開催。参加ネットワークが増えており、日本全国展開を目指している。
4) 牧師説教支援
被災地の牧師の疲労を考え、説教支援として、礼拝その他の集会の説教の奉仕(主に、実務委員があたった)。
5) 福島の牧師たちを励ます昼食会を兼ねた地区別懇談会の開催。
7月と9月に分けて、福島県を福島市周辺、郡山市周辺、いわき市周辺、相馬市・南相馬市周辺の4ブロックに分けて実務委員たちが訪問。現地の話を聞き、支援のあり方を探ぐることにあったが、慰労の意味が強く、参加した牧師先生方から喜ばれた。
6)献金
・震災から年月が経ち、DRCnetへの献金は減少しているが、今も覚えて献金くださる方々に感謝。献金は事務局の部屋代(OCCより支援)や人件費には当ず活動費に充てている。
・塩釜バプテスト教会・家の教会、いわき・常盤基督教会、石巻「オアシスチャペル」
また、指定献金として熊本支援へも献金。
なお、2017年3.11追悼記念日には、東北震災以来淀橋教会で継続して開催している、「東日本大震災&熊本震災復交支援超教派一致祈祷会」に合流する予定です。詳細は追ってお知らせいたします。
間もなく迎えるクリスマスが皆様にとって祝福の時であり、2017年が主の導きのもとに恵まれた年となりますようお祈り致すとともに、DRCnetを覚えてお祈り頂けますように宜しくお願いいたします。
栄光在主
2017年1月
DRCnet:会長・中台孝雄、副会長・榊原 寛、実務委員会一同
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東京都千代田区神田駿河台2-1 OCCビル313号室
Tel: 03-5577-4824 ,Fax:03-5577-4865, E-mail: info@drcnet.jp http://drcnet.jp
献金の送付先:三井住友銀行, 神保町支店
(普通預金) 2145742 名義:お茶の水クリスチャンセンター
(頂いた献金はDRCnetの働きに用いられます。)