2018年度DRCnet の働き

2018年06月27日

2011年3.11の東北大震災発生以来、DRCnetはハブの働きとして、東北地方の諸教会や地域ネットワークとの連携, 被災地域の救援団体や教会との関係を継続し、更に関東、東海、南海トラフトなど、今後想定される大災害への備えも視野に入れた活動を進めております。2014年8月の広島土砂災害や2016 年4月に起こった熊本震災などにも支援の手を差し伸べました。

また教派の壁を超えて、プロテスタント主流派、ペンテコステ・カリスマ系諸団体,日本キリスト教団、カトリックも関係した幅広い協力を得て、活動を続けて参りました。

 活動の中心は実務委員会が担い、毎月一回委員会を開催しており、2018年6月で110回を迎えます。

 財政面に置いては、額は減少しているとはいえ、アメリカのウオーナッツクリーク日本人教会、その他からの献金も継続して頂いているのは感謝なことです。また実務委員は全てボランティアであり、事務所のあるお茶の水クリスチャンセンターからの支援も頂いて おりますので、お受けした献金は直接活動に充てられるのも感謝です

 7年目に入り、活動の内容に少々変化はありますが、以下が主要な働きとして継続して行われております。DRCnetのホームページには順次活動の情報や案内, 関係するネットワークのニュースなどを掲載しております。

 

 活動の内容:

1. 災害対応チャプレン委員会

・災害時,その後の被災地の人々及びボランティアの霊的ケア。それに携わる人々の訓練と情報の共有。

・必要に応じて震災発生地域へチャプレンを派遣している。

・年一回の集中訓練コース(本年は2018年2月下旬開催した)

・なお、現在は、実質的には救世軍の学びや財政的支援を受けて進めている。

 

2. 教会防災ネットワーク/広域教会ネットワーク

・将来的に起こりうる震災への備えのために地域教会のネットワークを構築、情報 の共有と実際的な訓練(各地域主催の防災フェスタ開催)

 ・現在は関東圏だが日本各地に広がることを目指す。

・次回(第4回)広域教会ネットワークは2018年6月26日(月)OCC411

・なお、この働きはクラッシュの栗原師が中心で進められている。

 

3. 東日本大震災国際神学シンポジウム

・この大震災を聖書的・神学的に捉え、またその「時」の中で神がどのように働いておられるのかを考察し、わかりやすい言葉で語り、諸教会に仕えることを目的。3・11を経た日本教会から、世界のキリスト教への貢献となるような神学と実践を生み出すことはシンポジウムのもう一つの目的である。

・震災直後からアメリカのフラー神学校の協力を得て最初は毎年、その後は2年ごとに開催している。

・第5回:2018年2月上旬2日間開催した:教職者・信徒の集会と青年集会

・第6回シンポジウムは2020年2月開催予定。

 

 4. 東北3県の教会ネットワーク、及びその後起こった熊本などその他の震災発生地域の情報共有と必要に応じて支援。今年6月の設立された「東海キリスト者災害ネット」( TCDN)との必要に応じた協力と支援。

 

 5. FCC(福島県キリスト教連絡会)への協力。年2回開催の全体会へ出席。

 

 6. 福島県の牧師たちとの昼食懇談会

2年前から、地震、津波、原発事故等トリプルの出来事を経験し、まだ多くの問題を抱える福島県の4地域の牧師達の心のサポートと励まし、情報交換の為に、年1回(7月と9月)昼食懇談会開催。(郡山市、福島市、いわき市、相馬・南相馬市)各会場にDRCnet実務委員回から4名参加。

 

7. 説教支援

必要に応じて被災地での説教者を送る支援

 

皆様のお祈りと献金による支援をこころから感謝いたします。

 (作成:2018年6月)

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